2018年第3四半期決算サマリ

2018年12月期 第3四半期の決算を発表しました。

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■決算概要
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第3四半期の業績は、第2四半期に続き売上・営業利益・経常利益が最高業績を更新しました。

【第3四半期決算(1-9月】サマリ)】


営業利益は前年同期比+53%となり、ネットインフラ事業の力強い成長と、金融事業のマーケットに左右されにくい収益力の向上が成果につながっています。

 

【2018年3Q 営業利益の増減について】

営業は利益は前年同期の44.9億円から、10.4億円増益しております。

インフラ事業は最高業績更新でプラス9億円。仮想通貨事業は、マイニング事業のマイナスを交換事業の伸びで補いプラス3.3億円。金融事業はボラティリティが低い中でも収益をカバーし好調を続してプラス2.4億円。
一方、広告・メディア事業はアドフラウドの影響などでマイナス2.2億円。インキュベーション事業は主だった株式売却がなかったためマイナス2.6億円となっています。

 

【セグメント別四半期売上推移】

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■インターネットインフラ事業
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ネットインフラは、ストック型あるいは岩盤型と表現すべき底堅い収益に加え、トランザクション型の収益モデルも積み上がり成長が加速しております。特に、この四半期はセキュリティ事業(SSL)が国内外で好調に推移しました。要因は前回の説明会でもご案内した常時SSLの影響によるものです。

【インターネットインフラ事業 2018年3Q業績推移】

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■インターネット広告・メディア事業
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ネット広告は、広告代理が対前四半期から復調し、2ケタ成長となっているもののメディアは、既存商材の落ち込みもあり、前年割れとなっています。足元では、自社アドネットワーク商材の信頼性向上のため、掲載基準の厳格化など、中長期的な競争力の強化に向けた取り組みを実施しております。

【インターネット広告・メディア事業 2018年3Q業績推移】

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■インターネット金融事業
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FX取引高の減少が続く中、対前年では2桁の増益。ビッグデータ解析などによる収益率の改善の効果と、高収益通貨ペアの取引増によるものです。自社システムの運用により変化するマーケットに対応していますると考えています。

【インターネット金融事業 2018年3Q業績推移】

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■仮想通貨事業
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仮想通貨事業は、開始1年強で四半期売上が26億円規模へ拡大しています。
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■仮想通貨事業|仮想通貨交換事業
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仮想通貨交換事業は、対前四半期比で仮想通貨の取引量が減少するも、各種施策により増益。仮想通貨の現物とレバレッジ取引を提供しておりますが、GMOクリック証券のFX取引とビジネスモデルは同様で、ポジションやカバーモデルのチューニングが成果につながり、ボラティリティに左右されない収益基盤を確立しています。

【仮想通貨交換事業 2018年3Q業績推移】

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■仮想通貨事業|仮想通貨マイニング事業
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7月から9月にかけては、自社マイニング施設へのマシン増設を計画どおり行い、自社ハッシュレートの増加により増収。一方、外部環境ではグローバルハッシュレートが5万PHを超え、ビットコインの価格は軟調、内部要因としては、マイニングマシンの価格が高騰した際に購入したマシンの原価償却の負担増などにより、減益となりました。

【仮想通貨マイニング事業 2018年3Q業績推移】

また、7/17にスタートしたGMOあおぞらネット銀行は、まずは順調に銀行業務を開始し、順次グループの各サービスとの連携が開始されています。GMOクリック証券と銀行口座を連携させる証券コネクト口座は即時振替を提供。11月中旬にはGMOコインも同様に即時振替の連携を開始する予定です。グループとしては、当社とGMOフィナンシャルHDが銀行代理業の認可を受け、グループのサービスをご利用いただいているお客様向けに、銀行口座開設のご案内を開始しております。

今後も引き続きGMOインターネットグループをご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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