2018年第1四半期決算サマリ

2018年12月期 第1四半期決算のポイントをまとめています。
なお、詳細についてはこちらをご覧ください。

決算説明会資料機関投資家様向け決算説明会(動画
決算説明会・決算短信一覧
◇熊谷正寿が語る「グループ事業戦略」にもどる
◇過去の一覧はこちら

=============================================
■決算概要
=============================================
第1四半期の業績はご覧の通りです。 インフラが最高業績を更新し、金融も好調で、非常に順調なスタートが切れたと考えています。

【第1四半期決算(1-3月】サマリ)】

こちらは営業利益の増減分析です。前年の35.3億円から、52.6億円と17.3億円の増益となっております。セグメントごとの内訳としては、金融が収益率改善の成果もありプラス20.6億円と大幅増。インフラは各事業が堅調に推移しプラス4.3億円となりました。一方、仮想通貨事業はマイナス7.1億円となりました。これは、仮想通貨交換事業で相場変動に対応しきれず、一時的にポジションの評価損を計上したことによりマイナス7.4億円、マイニング事業は0.2億円の黒字となりました。足元では、仮想通貨交換事業のポジションをコントロールするなど対策を進め、3月には既に黒字基調に転換しています。

こちらは四半期のセグメント別売上高の5年間の推移です。四半期売上が400億円を超えてまいりました。インフラが全体を牽引し、5年間で約倍増の規模になってきております。

【セグメント別四半期売上推移】
=============================================
■インターネットインフラ事業
=============================================
こちらは、ネットインフラの四半期売上推移とその内訳です。ストック型、あるいは岩盤型と表現すべき底堅い収益が着々と右肩上がりで積み上がり5年間で約2.5倍となっております。またアクセス事業が四半期売上で55億円となり再び主力商材に成長してきております。

【インターネットインフラ事業 第1四半期業績推移】

こちらは四半期営業利益の推移です。決済、SSLといった利益率の高い商材が好調に推移し、最高益を更新しました。

【インターネットインフラ事業 第1四半期営業利益推移】

 

=============================================
■インターネット広告・メディア事業
=============================================
こちらは、広告メディア事業の四半期売上推移とその内訳です。四半期売上は過去最高となっております。一番下、薄いブルーのネット広告は、自社アドテク商材・広告代理が好調で2ケタ成長となっているものの、濃いブルーのメディアはアドネットワーク広告のレギュレーション変更の影響もあり、前年割れとなっています。

【インターネット広告・メディア事業 第1四半期業績推移】

こちらは四半期営業利益の推移です。前年からは増益であるものの、依然として収益性が課題となっております。引き続き、自社商材の強化に取り組んでまいります。

【インターネット広告・メディア事業 第1四半期営業利益推移】

=============================================
■インターネット金融事業
=============================================
四半期の業績推移はご覧の通りです。昨年1Qには、カバーコストの増加等により一時的に収益の減少がありましたが、FX事業におけるビッグデータ解析への取り組みの成果もあり、大幅増収増益となりました。

【インターネット金融事業 第1四半期業績推移】

こちらはFX取引高の推移です。6年連続世界No.1となり、一時低下していたマーケットシェアも、上昇基調に戻ってきています。


=============================================
■仮想通貨事業
=============================================
この1Qから新しい報告セグメントとして、「仮想通貨事業」を加えております。「仮想通貨事業」はサブセグメントとして、GMOコインで展開する「仮想通貨交換事業」。そして、当社ならびにヨーロッパにおけるグループ会社で展開する「仮想通貨マイニング事業」とに分けて開示いたします。

=============================================
■仮想通貨事業|仮想通貨交換事業
=============================================
仮想通貨交換事業は、GMOフィナンシャルホールディングスの連結会社である、GMOコインが事業主体となっています。対前四半期では、ビットコインの時価変動の影響が大きく、減収減益となりましたが、足元は回復しております。1月は、相場急落による評価損がありましたが、ポジションやカバーモデルの見直し等の各種施策の実施により、3月は既に黒字化しており、収益は安定して推移しています。

【仮想通貨交換事業 第1四半期業績推移】

 

 

=============================================
■仮想通貨事業|仮想通貨マイニング事業
=============================================
こちらは昨年度の12/20から開始した仮想通貨マイニング事業の業績ですが、わずか10日間でも黒字スタートを切ることができました。その後、順調にマイニング設備の増設も進み、ほぼ計画どおりの採掘成果を得られることを実感しています。スタート時は、会計基準が定まらないなか、一部手元に仮想通貨を残し、残りを売却しておりましたが、年明けからの時価の下落により、保有していたBTC在庫の評価損は売上、利益から1.6億を控除しておりますため、賞味では売上6億、利益1.9億という状況です。コストの内訳の主なものはこちらに記載のとおり、マイニングマシンの費用、電気代でほぼ構成されています。私もこれまで多くの事業を立ち上げてまいりましたが、即時、収益化可能なビジネスであることを事前にご説明しておりましたとおり、順調なスタートを切ることができたと評価しています。

【仮想通貨マイニング事業 第1四半期業績推移】

当社グループの重点施策、仮想通貨事業やネット銀行の進捗などは、熊谷正寿が語る「グループ事業戦略」にてご案内しています。今後も引き続きGMOインターネットグループをご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

すべての人にインターネット

 

◇熊谷正寿が語る「グループ事業戦略」にもどる
◇過去の一覧はこちら