新年明けましておめでとうございます。

 このように新しい年を迎えられましたのも、お客様、株主様、お取引先様の絶大なご支援、お力添えをいただいたおかげです。心から御礼を申しあげます。

 昨年のGMOインターネットグループは、4つの事業セグメントにおいて、着実に成果をおさめてまいりました。

 「WEBインフラ・EC事業」におきまして、ドメインの国内シェアが86%、レンタルサーバーの国内シェアが53%となりました。なかでも、ソーシャルゲーム専用の「GMOアプリクラウド」は、1,000タイトルを超えるゲームの運用実績を誇っております。

 ネット決済を行うGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証1部3769)は、20%を超える継続的な利益成長を実現しております。
 
 EC事業においては株式会社paperboy&co.(JASDAQ3633)のショッピングカート“カラーミーショップ”、GMOメイクショップ株式会社のショッピングカート“MakeShop”の総契約件数が6万件を超え、日本で最も多くのネットショップを運用しております。

 セキュリティ事業では、GMOクラウド株式会社(東証マザーズ3788)のグループ会社であるGMOグローバルサイン株式会社が、国内のSSLサーバ証明書市場において、ルート認証局のシェアNo.1となりました。

 このように、各領域で成長を続けてきた結果、当該事業全体のご契約件数が前年比117%の426万件へと拡大し、日本のインターネットのインフラを支えております。

 第二の分野であります「インターネットメディア事業」では、GMOアドパートナーズ株式会社(JASDAQ4784)が、SEM事業、WEBマーケティング事業に加え、メディアレップ事業が好調で、前年同期比60%の増益を見込んでおり、今後更に拡大が見込まれるスマートフォン向けの広告商品を強化しております。

 第三の分野であります「インターネット証券事業」では、GMOクリック証券株式会社がFX取引高で世界1位、証券取引ではネット証券国内3位となりました。また、お客様基盤を拡充するために、FXプライム株式会社(JASDAQ8711)をグループに迎えました。

 新規事業分野であります「ソーシャル・スマートフォン関連事業」では、共同購入型クーポンサイト“くまポン byGMO”が単月黒字を実現し、軌道に乗ってまいりました。スマートフォン向けのゲームプラットフォーム“Gゲー”は、会員数が2,000万人を突破し、昨年末より開始しましたマネタイズにより、本年度は大きく利益貢献するものと見込まれております。

 結果として、昨年の連結業績については、成長事業への投資20億円を行いながらも、90億円の営業利益を確保する見込みであります。
 
 本年度もGMOインターネットグループが一丸となり、『日本を代表する総合インターネットグループ』を目指し、No.1のサービスを提供し続け、新たなインターネットの文化・産業とお客様の笑顔と感動を創造し、社会と人々に貢献すべく、全力で邁進致します。

 何卒ご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
 皆様に益々のご繁栄とご多幸がありますよう心よりお祈り申しあげます。

  平成二十五年一月一日

                     GMOインターネット株式会社
                     代表取締役会長兼社長
                     グループ代表 熊谷正寿