【IR】2021年第1四半期決算サマリー

2021年12月期第1四半期決算ポイントをまとめています。

 

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■決算概要

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第1四半期の決算サマリーです。

売上から最終利益まで、いずれも四半期過去最高業績を更新しました。

インフラ事業は好調を継続、広告・メディアも復調し、金融も堅調に推移しました。

 

 

 

 

 

 

こちらは、セグメント別の売上高推移と営業利益推移です。

インフラを中心とした継続的な成長トレンドに加え、暗号資産の貢献が大きくなってきており、収益構成の変化を感じていただけるかと思います。

 

 

暗号資産事業が第三の事業の柱に成長したこともあり、過去最高益を大幅に更新しました。

 

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■インターネット・インフラ事業

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四半期売上高の推移とその内訳です。

2020年第2四半期以降、巣ごもり消費、オンライン消費が高水準で推移したことに加え、No.1サービスの集合体である強みを活かし継続的な成長を実現しています。

利益も継続的な成長を実現し、最高業績を更新しました。

こちらはインフラ事業の利益を、決済事業、決済事業以外、全社コストに分けた利益構成です。決済の成長が続いている他、決済以外については対前四半期で復調しています。こちらは前回の説明会で「一時的なコストによるへこみ」と説明した通りのものです。四半期売上高の推移からも、事業モメンタムは極めて堅調ですので、決済・決済以外ともにバランスのよい成長トレンドを今後もつくっていけると考えています。

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インターネット広告・メディア事業

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四半期売上高の推移とその内訳です。

セグメント全体では、対前年10.9%増となりました。広告・メディアともに、クライアント様の広告需要をしっかりと取り込むことができ、復調傾向が続いています。

 

営業利益の推移は、広告・メディアともに顧客層の拡大に注力してきたこともあり、広告需要をしっかりと取り込むことができ、大幅増となりました。またアドテク商材の売上増も利益貢献しました。自社商材・自社メディア強化への投資については継続して取り組んでいきます。

 

 

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インターネット金融事業

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前年同期との比較では前年がコロナの影響で活況だったこともあり、減収減益となりました。一方、直前四半期との比較ではFXでのキャンペーンが終了したこともあり、増収増益となりました。FX・CFDともに堅調に推移しました。

 

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暗号資産事業

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暗号資産事業の四半期売上高の推移とその内訳です。昨年末からの暗号資産市場の活況もあり、交換事業、マイニング事業ともに好調に推移し、対前年377%増と過去最高を大幅に更新しました。

 

 

 

交換事業・マイニング事業、いずれも限界利益率が高い事業であり、増収にともない対前年843%増と過去最高を大幅に更新しました。

 

 

 

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■TOPICS

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「GMOサイン」

GMOサインのスマートフォンアプリの提供開始についてお知らせします。

2月の決算説明会で「印鑑の未来はスマホの中。アプリになります」と提供予告をし、5/12にローンチを発表しました。印鑑・契約という行為そのものは今後もなくなりません。誰もが「いつでも・どこでも」安心して使える電子契約サービスとして、GMOサインは印鑑をスマホの中へ組み込みます。

 

「NFT事業」

 

4月にNFT事業への参入を発表しました。NFT(Non-Fungible Token・非代替性トークン)という言葉をインターネットで検索しても、まだ、とっつきにくい、わかりにくいというのがこのNFTの現状です。

最大の違いは課金にあると考えています。

「本」を購入する例で考えてみましょう。

リアル書籍の場合、私達は紙媒体の本をリアル書店・ネット書店で購入し、不要になったら中古として売ってしまう。コンテンツホルダーからすると、この二次流通市場の動きは追うことができず、収益機会は「新刊の発売」という売り切りモデルに限られてしまいます。

電子書籍の場合はAmazonなどのマーケットプレイスを通じて、デジタルデータ、というか「読む権利」を購入しています。ただこの権利は、あくまでマーケットプレイスとの関係に過ぎず、他の人に売買することはできません。コンテンツホルダーからしても、収益機会は「読む権利の付与」にともなう売り切りモデルに限られてしまいます。

この点、NFTでは、流通するのはあくまでトークンであり、ブロックチェーンにより、二次流通されたとしてもその動きを追うことができます。取引履歴が記録された、「登記書」のようなものと言えるかもしれません。

そして、スマートコントラクト上で様々な収益モデルを設計することができることから「課金」において最も大きな違いがでてきます。例えば2次流通がされるたびにコンテンツホルダーに収益が発生するような設計も可能なのです。

 

本で例えた場合の、流通のフォーマットとステイクホルダーごとの収益機会のをまとめた表です。

NFTであればスマートコントラクト上で様々な課金モデルの設計が可能であり

コンテンツホルダーは1次流通市場はもちろん、二次流通以降も収益を得ることが可能になります。

今後大いに可能性のあるNFTですが、実際に使っていただくとなると、まだまだ使いにくい。わかりづらいのが現状です。これを、GMOインターネットグループの技術力と現存するサービスを通して、最高にわかりやすく誰もが使いやすいマーケットプレイスにしよう、と開発を進めているのが「アダム」というマーケットプレイスです。

 

シンプルにいうと、Amazonや楽天のように法定通貨・クレジットカードなどで気軽に買えて、メルカリのように気軽に売ることもできる。すべてがワンストップで完結できる、というのがこの「アダム」の思想です。まさにアダムとイブ、創世記からこの名前をいただきました。「コンテンツホルダーの笑顔を通して世界中に夢と感動を」というキャッチコピーでNFTのマーケットプレイス「www.adam.jp 」「アダム byGMO」の開発を進めています。近日諸々発表しますので、どうぞご期待ください。

 

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