ロングテール その1(ウェブトラフィックのロングテール化)

最近、インターネット業界で「ロングテール」「ロングテール論」「ロングテール現象」という言葉が良く使われます。

ご存知の方も多いと思いますが、これは主力商品よりニッチ商品群の売り上げが勝るというインターネット特有の販売傾向を言い表した言葉です。旧来は、商品の販売ではいわゆる「パレートの法則=80対20の法則」で、売れ筋上位20%が売上の80%を占めることは良く知られています。しかし、インターネットではその特性により、普段手に入らない80%のニッチ商品が主力商品より売れているのです。アマゾン等でもその傾向は顕著とのこと。

今日は、業界で使われている「ロングテール」とは別の意味の「ロングテール」について僕がGMOインターネットグループとして、近頃感じていることを書きたいと思います。

それは、ウェブトラフィックの「ロングテール化」です。

ブログやSNの普及により、個人の方がウェブの開設・更新することが以前にも増して容易になりました。それは何を意味しているのかと言えば、インターネットの個人サイトのコンテンツの種類が豊富に、中身が濃くなってきているということです。

以前の個人サイトは、ITリテラシーの高い人だけのものでした。いまは、ITリテラシーに関係なく、個人が「IT」を意識することなく情報発信できる訳です。

今後、個人サイトはロングテール=トラフィックを棒グラフにすると「長い尻尾」のように「無限」に増え続けるでしょう。(まさに、僕たちGMOインターネットグループは、ドメイン、レンタルサーバー、ブログの提供等を通じて個人ウェブサイトのロングテール化をもっとも推進している当事者なんですが。)

そして、マイクロソフトが次世代OSで、RSSリーダーをブラウザ、あるいはメールソフトに標準搭載します。

個人がどんどん情報発信をして、読み手もRSSリーダーを使い情報収集を行う。

これは、インターネット業界にどのような影響を与えるのでしょうか?僕たちはインターネット総合グループとして、何をすべきでしょうか?

その回答の一つが、GMOアフィリエイト社の提供する「GMO FeedMe!」と「FeedBurner」なんです。

この二つのサービスについては、次回書かせていただきます。