「ネット証券2.0時代の幕開け」GMOインターネット証券の記者会見をしてきました

いまから、1時間前に「GMOインターネット証券」の記者会見をしてまいりました。

120名を越すマスコミの方々にお集まりいただきました。テレビ局も全局ご来場下さり、少々緊張しました。

リリースはこちらになります。

詳細は、リリースとメディアの報道をご覧頂きたいのですが、冒頭で僕がスピーチした内容を掲載しておきます。

ご一読下さいませ。

=============================================
皆様、本日はお忙しい中、「GMOインターネット証券」の記者発表会にご来場いただき、誠にありがとうございます。GMOインターネットグループ代表の熊谷でございます。

「ネット証券2.0時代の幕開け」の場に多くの方にお集まりいただけましたこと感謝しております。

インターネット業界では、昨今「web2.0」という言葉が盛んに使われております。「web2.0」に代表される企業は、皆様ご存知の「google」です。

「google」さんの特長を敢えて3つ上げさせていただくと、①無料でのサービス提供②機能を検索に特化③業界ではAPI公開といいますが、要するに接続仕様の公開による、インターネットの力を利用した拡大です。

まさにグーグルと、ある意味同じ仕組みで、今回の証券会社を立ち上げました。

私達の一つ目の特長は、「業界でもっとも低料金なサービスの提供」です。そして、二番目の特長は、「余分な機能を省き、決済の仕組みに機能を特化」したことです。そして、三番目の特長は、「API公開、即ち接続仕様の公開を行い、インターネットの力でお客様、業績の拡大を図る」という方針です。

まさに、web2.0的な仕組みを使い、今までにないネット証券会社が誕生したのです。

即ち、ネット証券2.0時代の幕開けです。

これは・・・

証券会社さんが作ったネット証券ではなく、インターネットを知り尽くした我々が立ち上げたネット証券会社だから実現できたのです。

既存の証券会社と資本提携等をするのではなく、証券会社を新たに設立した理由は、まさにここにあります。

「Google」さんが無料でサービスを提供し、私達が業界最安値水準の手数料体系を皆様にご提供できる「共通の理由」の1つに、フォーブス誌コラムニストのリッチ・カールガード氏が仰った「チープ革命」という言葉に、まさにその回答が含まれております。

急激に低下するハードウエア価格、リナックスに代表されるオープンソース・ソフトウエアの登場によるソフトウエアの無料化や価格の低下など、所謂「チープ革命」が起きているからこそ、私達のようなネットに特化した企業の優位性を発揮し、差別化を図ったサービスを安価でご提供できるのです。

そして、私達は技術的視点だけでなく、当然のことながらお客様の視点からも今回の事業を徹底的に精査しました。投資顧問会社を経営されている石橋明佳先生をアドバイザーに迎え、3千人のデイトレーダーの方々に向けてアンケートを実施し、その声を反映したサービスを開発いたしました。

具体的には、後ほどGMOインターネット証券の高島よりお話させていただきますが、デイトレーダーの方々が普段のお取引で感じている「ここがもうちょっとこうなったら」「これがあったら便利なのに」といったご意見を反映させたツールやコンセプトをご用意しております。

今後は、投資家層の裾野の拡大を目指し、2,000万人以上のGMOインターネットグループのお客様へも、投資機会の提供を目指してまいります。一例としてはグループのオリエント信販による「株式投資ローン」や「証券担保ローン」の提供予定がございます。

GMOインターネット証券が提供させていただく、より簡単で、より楽しく、より便利にお使いいただける素晴らしいサービスが、多くの投資家の笑顔を生み、それが証券市場の活性化、ひいては日本経済の活性化につながるよう、GMOインターネットグループ一丸となって邁進してまいります。

ご清聴いただき、ありがとうございました。
=============================================
マスコミの皆様、ご多忙の中本日はご来場いただき誠に有難うございました。

「チープ革命」等については、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」をご一読ください。本日、ご来場いただいたマスコミの方全員に、お土産でこの本を配布しました。業界の現状・未来を理解するのに、素晴らしい本だと思います。