「”学ぶ”とは、いかに自らが知らざるかを知ること」読書の勧め

僕の「座右の銘」の一つに「学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること」という言葉があります。

この言葉を知るきっかけになったのは、二十年ほど前に、父と長野の温泉に行った時のことです。風呂場で父の背中を流していると、父が私に「動物と人間の違いがわかるか?」と問いかけてきました。「突然、何を言うのか」といぶかっていると、父は私の返事を待たずにこう言いました。

・人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けろ」と。

人は、「自分は何でも知っている」と勘違いしがちです。僕もそうでした。しかし、本を読むと、自分の「無知」に気がつきます。「もっと、早く読めば良かった!」「こんな事も知らなかったのか!」と自分の薄学さに、いつも反省モードです。自らが「知らない」ということ、それに気が付くことそのものが「学び」なんですね。

とはいいつつも、最近は買っても読む時間がなかなか取れず「積読(つんどく)」状態が多いのです。いくら本は腐らない(笑)とは言え、読まねば意味が無いと反省しています。読書のコツは「習慣」にすることなので、今年は昔のように毎日少しでも読書をしたいと思っています。

・本日は、お勧めの本を一冊。株式会社ライブレボリューションの増永寛之君というベンチャー経営者がいます。彼は、「プレジデントビジョン」というメルマガを発行しています。これは、現役社長へのインタヴューを中心とした内容で、大変勉強になります。この度、その内容をまとめて「プレジデントビジョン 起業への情熱」というタイトルで出版されたようです。増永社長、ご出版おめでとうございます。

プレジデントビジョン 起業への情熱

僕の記事も掲載していただいているとのこと。是非、起業にご興味のある方はご覧下さい。お勧めいたします。こちらから。

・あと、最近読書量が減っている僕が申し上げるのは大変恐縮ですが、実は日経キャリアマガジンで「GMOインターネット 熊谷正寿のココロに効く本」という連載コーナーを担当することになりました。

日経キャリアマガジン

過去に読んで、「ココロ」に効いたお勧め本を掲載しています。宜しければ書店・コンビニ等でご覧下さいませ。